2011年9月5日月曜日

『TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS』の翻訳をめぐって。に関して


『TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS』の翻訳をめぐって。

自分と同じ思いのある人がやはりたくさんいるのだなと感じました。思わず、同エントリにコメントを書き込んでしまいました。
興味の無いかたはパスしてください。


(投稿したコメント)
「なぜ日本人は『カントリーロード』を聴くと切なくなるのか」
『TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS』の翻訳をめぐって。
とても興味深く読ませて頂きました。また、読んだ後、自然と胸が熱くなりました。そうなんです、私もこの曲を聴くとなぜか胸が熱くなり、涙が出てくるのです。「北国の春」では涙が出ないのに....
私は1957年生まれで、この曲を聴いたのがちょうど中学2年生の頃です。中学から英語を習い始めていたので何となく意味がわかるような気がしていました。そのころは、歌詞の意味など考えず、「陽気なカントリーソング」で「なにやら田舎へ帰る歌」のようなものだな程度の理解でした。
この歌を聞いて、または歌って涙が出るようになったのは、30歳をすぎた頃です。世はバブル。 実力も無いくせに好待遇に惹かれ、調子に乗って外資系企業に転職したのは良いけれど、1年ほどで行き詰まりました。そんな時、故郷の弟から母親が癌で長くないと連絡を受け、その会社をスパッとやめて故郷に帰る事にしました。既に、女房、子供もある身で、故郷での仕事の当てもありませんでしたが、「とにかく、帰りたい」と心の底から思ったのです。(今思うと、私が苦しんでいる状況で、母が命と引き替えに「帰ってくる」口実を与えてくれたのだと思っています。そう、思うと涙が出て仕方なくなります。)
故郷へ向かう新幹線の中で、まだ小さかった子供たちは「おばあちゃんに会える」と無邪気にはしゃいでいました。女房は何となく不安な顔で私を見つめていました。そんな視線に耐えられず、目を閉じていたら急に、「And drivin' down the road I get a feelin' That I should have been home yesterday, yesterday」のフレーズが頭の中に浮かんできて、「なんで、俺はもっと早く帰らなかったんだ」と涙が出てきました。)
さて、「TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS」の歌詞の解釈(日本語訳ではありません)に関して私の考えを書かせて頂きます。
この歌の歌詞には、そんなに厳密で特定したストーリーは無いように思えます。
田舎の象徴として風光明媚なWest Virginiaを舞台にして、家族(私は、母親と思うのですが)とreunioneする情景を描いているのではないでしょうか。実際にDrive Downして向かっているのでも良いし、「帰れたらな~(実際には帰れない)」程度の仮定法過去的なとらえ方でもいいのではと思ったりもします。
私自身の思いも有るのですが、Mountain=momma=sheになっています。
最初の、「Life is old there,Older than the trees,Younger than the mountains,growin' like a breeze」はちょっとしゃれっ気を出して、年寄りばかりだが、山よりは若いよとウイットを効かせているのでは? それで、争いも無く平和に暮らしている様を描写しているのではと解釈しました。
「stranger to blue water」は「海を見たことが無い人」すなわち「名所、観光地などに行ったことがない」ような質素な暮らしぶり。実際、Minerという炭坑夫は低賃金労働者で決して裕福ではないと思われます。今の日本では想像出来なないのですが、実際、私の母も私が東京で働いて家族を持つまで、東京に来たことがが有りませんでした。
「Dark and dusty, painted on the sky,Misty taste the moonshine, Teardrop in my eye」の部分ですが、炭坑町ですから、暗くてほこりっぽいのでしょう。また、密造酒(moonshine)とまで行かなくても、炭坑町の安酒場で提供される安酒で、たぶん夫はこれくらいしか楽しみが無いのでしょう。そんな故郷が嫌で故郷を出たのに、なぜか涙が出てくる情景ではないでしょうか?
「I hear her voice,In the mornin' hour she calls me,The radio reminds me of my home far away,And drivin' down the road I get a feelin',That I should have been home yesterday, yesterday」ですが素直に訳せば、母さんから電話がかかってきたのでしょう。母親の声の向こうに聞き慣れた懐かしいラジオ番組が流れている....これが正しい解釈でしょう。
私の解釈では「I hear her voice」とあえて現在型なので、時系列に何かが起きてるのでは無く、過去の習慣みたいなものを回想しているのではと解釈しました。だいたい若い頃の男の子はみんな朝寝坊で、母さんが「朝だよ!起きなさい!学校に遅れるよ!」とたたき起こしているものです。不思議なことに、女の子ではこれが絵にならないのです。ラジオから流れてきた懐メロあたりを耳にしてそんな昔の習慣や遠い故郷を思い出した情景ではないでしょうか。それで、実際には故郷へ車を走らせているのではく、故郷を離れた場所にいるにもかかわらず、「もし、今、故郷へ向かって車を飛ばしてたら、きっと言うだろう、『なんで、もっと早く帰らなかったのか』=『なんでこんな単純なことに気づかなかったのか、ばかな俺だな!」と解釈しました。かなり飛躍すぎぎです。たぶん間違っていますが.... 英語的には「And if I were driving down the load, I got a feeling that I shoud have been home yesterday, yesterday」になるのが英語として自然では無いかと思いますが、そこは歌だし、ややこしい文法を振る舞わすと、歌のテイストが崩れるので、I shoud have been homeだけ残して、現在形でさらりと書いてあるのではないかな~と思っています。
せっかくまじめな論争を行っているエントリーに私の独断を書かせて頂きまして申し訳ありません。しかし、思いは同じです。なぜかカントリロードを聞くと涙が出てくる。
TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS
作詞:B. Danoff, T. Nivert, J. Denver
Almost heaven, West Virginia
Blue Ridge Mountains
Shenandoah River
Life is old there
Older than the trees
Younger than the mountains
growin' like a breeze
天国のようなウエストバージニア
ブルーリッジ山脈
シャナドー川
住んでる人は年老いて、
と言っても樹木よりは年齢を重ねているが、
山よりは若い
それでのんびりと暮らしている
Country roads, take me home
To the place I belong
West Virginia mountain momma
Take me home, country roads
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
ウエストバージニア、山、そして母さん
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
All my memories gather' round her
Miner's lady, stranger to blue water
Dark and dusty, painted on the sky
Misty taste the moonshine
Teardrop in my eye
思い出は母さんにまつわるものばかり
炭坑夫の女房だった、故郷から出たことも無い
暗くほこりっぽい空
安酒の味
なぜか涙が出る
Country roads, take me home
To the place I belon
West Virginia mountain momma
Take me home, country roads
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
ウエストバージニア、山、そして母さん
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
I hear her voice
In the mornin' hour she calls me
The radio reminds me of my home far away
And drivin' down the road I get a feelin'
That I should have been home yesterday, yesterday
母さんの声が聞こえた気がする
朝、いつものように僕を呼んでいる
ラジオの音楽で遠くの故郷を思い出した
もし、故郷に向かって車を飛ばしていいれば、きっと思うだろう
なぜ、もっと早く帰らなかったのか
Country roads, take me home
To the place I belon
West Virginia, mountain momma
Take me home, country roads
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
ウエストバージニア、山、そして母さん
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
「なぜ日本人は『カントリーロード』を聴くと切なくなるのか」
『TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS』の翻訳をめぐって。
とても興味深く読ませて頂きました。また、読んだ後、自然と胸が熱くなりました。そうなんです、私もこの曲を聴くとなぜか胸が熱くなり、涙が出てくるのです。「北国の春」では涙が出ないのに....
私は1957年生まれで、この曲を聴いたのがちょうど中学2年生の頃です。中学から英語を習い始めていたので何となく意味がわかるような気がしていました。そのころは、歌詞の意味など考えず、「陽気なカントリーソング」で「なにやら田舎へ帰る歌」のようなものだな程度の理解でした。
この歌を聞いて、または歌って涙が出るようになったのは、30歳をすぎた頃です。世はバブル。 実力も無いくせに好待遇に惹かれ、調子に乗って外資系企業に転職したのは良いけれど、1年ほどで行き詰まりました。そんな時、故郷の弟から母親が癌で長くないと連絡を受け、その会社をスパッとやめて故郷に帰る事にしました。既に、女房、子供もある身で、故郷での仕事の当てもありませんでしたが、「とにかく、帰りたい」と心の底から思ったのです。(今思うと、私が苦しんでいる状況で、母が命と引き替えに「帰ってくる」口実を与えてくれたのだと思っています。そう、思うと涙が出て仕方なくなります。)
故郷へ向かう新幹線の中で、まだ小さかった子供たちは「おばあちゃんに会える」と無邪気にはしゃいでいました。女房は何となく不安な顔で私を見つめていました。そんな視線に耐えられず、目を閉じていたら急に、「And drivin' down the road I get a feelin'
That I should have been home yesterday, yesterday」のフレーズが頭の中に浮かんできて、「なんで、俺はもっと早く帰らなかったんだ」と涙が出てきました。)
さて、「TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS」の歌詞の解釈(日本語訳ではありません)に関して私の考えを書かせて頂きます。
この歌の歌詞には、そんなに厳密で特定したストーリーは無いように思えます。
田舎の象徴として風光明媚なWest Virginiaを舞台にして、家族(私は、母親と思うのですが)とreunioneする情景を描いているのではないでしょうか。実際にDrive Downして向かっているのでも良いし、「帰れたらな~(実際には帰れない)」程度の仮定法過去的なとらえ方でもいいのではと思ったりもします。
私自身の思いも有るのですが、Mountain=momma=sheになっています。
最初の、「Life is old there,Older than the trees,Younger than the mountains,
growin' like a breeze」はちょっとしゃれっ気を出して、年寄りばかりだが、木よりは若いよとウイットを効かせているのでは? それで、争いも無く平和に暮らしている様を描写しているのではと解釈しました。
「stranger to blue water」は「海を見たことが無い人」すなわち「名所、観光地などに行ったことがない」ような質素な暮らしぶり。実際、Minerという炭坑夫は低賃金労働者で決して裕福ではないと思われます。今の日本では想像出来なないのですが、実際、私の母も私が東京で働いて家族を持つまで、東京に来たことがが有りませんでした。
「Dark and dusty, painted on the sky,Misty taste the moonshine,Teardrop in my eye」の部分ですが、炭坑町ですから、暗くてほこりっぽいのでしょう。また、密造酒(moonshine)とまで行かなくても、炭坑町の安酒場で提供される安酒で、たぶん夫はこれくらいしか楽しみが無いのでしょう。そんな故郷が嫌で故郷を出たのに、なぜか涙が出てくる情景ではないでしょうか?
「I hear her voice,In the mornin' hour she calls me,The radio reminds me of my home far away,And drivin' down the road I get a feelin',That I should have been home yesterday, yesterday」ですが素直に訳せば、母さんから電話がかかってきたのでしょう。母親の声の向こうに聞き慣れた懐かしいラジオ番組が流れている....これが正しい解釈でしょう。
私の解釈では「I hear her voice」とあえて現在型なので、時系列に何かが起きてるのでは無く、過去の習慣みたいなものを回想しているのではと解釈しました。だいたい若い頃の男の子はみんな朝寝坊で、母さんが「朝だよ!起きなさい!学校に遅れるよ!」とたたき起こしているものです。不思議なことに、女の子ではこれが絵にならないのです。ラジオから流れてきた懐メロあたりを耳にしてそんな昔の習慣や遠い故郷を思い出した情景ではないでしょうか。それで、実際には故郷へ車を走らせているのではく、故郷を離れた場所にいるにもかかわらず、「もし、今、故郷へ向かって車を飛ばしてたら、きっと言うだろう、『なんで、もっと早く帰らなかったのか』=『なんでこんな単純なことに気づかなかったのか、ばかな俺だな!」と解釈しました。かなり飛躍すぎぎです。たぶん間違っていますが.... 英語的には「And if I were driving down the load, I got a feeling that I shoud have been home yesterday, yesterday」になるのが英語として自然では無いかと思いますが、そこは歌だし、ややこしい文法を振る舞わすと、歌のテイストが崩れるので、I shoud have been homeだけ残して、現在形でさらりと書いてあるのではないかな~と思っています。
せっかくまじめな論争を行っているエントリーに私の独断を書かせて頂きまして申し訳ありません。しかし、思いは同じです。なぜかカントリロードを聞くと涙が出てくる。
TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS
作詞:B. Danoff, T. Nivert, J. Denver
Almost heaven, West Virginia
Blue Ridge Mountains
Shenandoah River
Life is old there
Older than the trees
Younger than the mountains
growin' like a breeze
天国のようなウエストバージニア
ブルーリッジ山脈
シャナドー川
住んでる人は年老いて、
と言っても樹木よりは年齢を重ねているが、
山よりは若い
それでのんびりと暮らしている
Country roads, take me home
To the place I belong
West Virginia mountain momma
Take me home, country roads
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
ウエストバージニア、山、そして母さん
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
All my memories gather' round her
Miner's lady, stranger to blue water
Dark and dusty, painted on the sky
Misty taste the moonshine
Teardrop in my eye
思い出は母さんにまつわるものばかり
炭坑夫の女房だった、故郷から出たことも無い
暗くほこりっぽい空
安酒の味
なぜか涙が出る
Country roads, take me home
To the place I belon
West Virginia mountain momma
Take me home, country roads
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
ウエストバージニア、山、そして母さん
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
I hear her voice
In the mornin' hour she calls me
The radio reminds me of my home far away
And drivin' down the road I get a feelin'
That I should have been home yesterday, yesterday
母さんの声が聞こえた気がする
朝、いつものように僕を呼んでいる
ラジオの音楽で遠くの故郷を思い出した
もし、故郷に向かって車を飛ばしていいれば、きっと思うだろう
なぜ、もっと早く帰らなかったのか
Country roads, take me home
To the place I belon
West Virginia, mountain momma
Take me home, country roads
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる
ウエストバージニア、山、そして母さん
故郷への道が私をふるさとに連れて行ってくれる

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